精液アレルギー 精液アレルギーを起こす女性がいるって?

すごくお気の毒な話なのだが、精液にアレルギー反応を示してしまう女性は本当にいる。ただし、数はそんなに多くはない。もしこのアレルギーが珍しくもないものであれば、人間の種が存続するのにも不都合が生じてしまうことだろう。

精液アレルギーの女性は、セックスの最中や射精の直後にアレルギー症状を起こしてしまう。セックスの最中というのは、射精にいたる前も精子を含む精液が男性のペニスから漏れていることが多いからで、膣外射精が避妊法としては危険なのと同じ理由だ。精液ならすべてがだめというわけではなく、ある特定の男性の精液にはアレルギーを起こすが、ほかの男性だったら大丈夫だという人もいるという。

これがどういう症状かというと、ちょうどウルシにかぶれたように、精液に触れた部分がかぶれてしまうのだ。膣がヒリヒリ痛がゆかったり、しみたりする。性器の状態をよく見てみると、膣や外陰部が赤く腫れて、外陰部にジンマシンのようなブツブツができることもある。アレルギー症状が重い人は、この状態が三日くらい続く。さらに、なかには局部にとどまらず、全身に反応が出るケースもある。花粉症のようにクシャミが止まらなくなつたり、目の周りの粘膜が腫れる、のどが腫れるという症状が現われるのだ。アレルギーを起こすアレルゲンが精液というだけで、基本的にはほかのアレルギーと同じだ。

しかし、たかがアレルギーと甘く見てはいけない。もっとも重い症状が出る場合、その女性の命にかかわることもある。ソバ•アレルギーの子どもが、給食か何かでうっかりソバを口にしてしまい、激しいショック症状を起こした例を新聞で読んだことがあるが、精液アレルギーでも稀に、そのような激しいショックを起こすことがあるこれをアナフィラキシー•ショツクという。せつかく好きな男性とセツクスをしても、これではあんまりだ。相手の男性もびっくりするだろうが、本人はそれどころではな いと思う。

幸いにしてコンドームを使えば、一〇〇%とはいかないまでも、ほぼアレルギー反応を防ぐことができる。「どうもこれは精液が原因なのでは」といった疑わしい症状 が自覚された場合には、まずコンドームを使い、その精液をサンブルにしてテストし てみるといい。アレルゲンを特定するテスト方法はいくつかあるが、「スクラッチ.テスト」が簡単だ。前腕の柔らかい皮膚をひっかいて精液を少し擦り込んでおく。二十〜三十分で赤く腫れてきたら、その精液がまさにアレルゲンということになる。

そもそもアレルギーというのは、何かの異物(抗原)にいちど刺激を受けた体が、もういちど同じものに接したときに起こる免疫反応の一種だ。免疫反応とは、もとも とは異物を攻撃して自らを守るためのものなのだが、過敏に反応しすぎて体にとって 不都合な状態を弓き起こしてしまうことがある。これがアレルギーというわけだ。た だし、アレルギーは抗原抗体反応が原因でなくても起こりうる。遺伝的な体質やそのときの体調、精神状態などいろいろな要素も絡まり合っているのだ。

以前、皮膚科の先生に取材した際、「いままで診察したなかで、どう考えてもご主人の存在そのものが、奥さんのジンマシンの原因としか思えないケースがあった人ですよ」という話を聞いた。

また、『リストラ離婚』.(池内ひろ美著、双葉社)と言う本に、精液にょる局部アレルギーにそっくりな症状が出てくる。すでに夫との間に子どもがのだが、

夫婦の関係がこじれてきてから急にそうなってしまった人間の反応とは4つに複雑なものだ。

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